朝、起きようとしたら腰に激痛。
重い荷物を持った後から痛い。
くしゃみをした後から急に腰が痛い。
「ぎっくり腰やな」
そう思って、すぐ揉んだり伸ばしたりしていませんか?
特に60代・70代以降の急な腰痛では、脊椎圧迫骨折を一度考える必要があります。
転んでなくても背骨は折れることがあります
「骨折なら転倒しているはず」
と思いますよね。
でも骨粗しょう症などで骨が弱くなっていると、
- 重い物を持つ
- 身体を前へ曲げる
- くしゃみ・咳
- ちょっとした尻もち
などをきっかけに椎体骨折が起こる場合があります。
明確な大事故がなくても否定できません。
こんな腰痛は「いつもの腰痛」で済ませない
特に注意したいのは、
- 突然かなり強く痛くなった
- 寝返り・起き上がりで激痛
- 立つ瞬間に強く痛む
- 背骨の一部分を押すと強く痛い
- 以前より身長が縮んだ
- 背中が丸くなってきた
といった変化です。
もちろん、これだけで圧迫骨折と決まるわけではありません。
ただ、自己流で「ぎっくり腰」と決めるのも危険です。
「安静にすると楽」でも骨折は否定できない
圧迫骨折では、じっとしていると比較的楽でも、起き上がりや寝返りなど身体を動かす瞬間に強く痛むことがあります。
そのため、
「横になってたらマシだから大したことない」
とは限りません。
診断前に強く揉む・ひねるのはやめる
急な腰痛が出た。
家族に強く揉んでもらう。
腰をねじる。
強いストレッチをする。
骨折が否定できていない段階では、こうした刺激を先に入れる必要はありません。
特に高齢者の急な腰痛は、まず骨折がないかを確認する。
この順番です。
骨粗しょう症を指摘されたことがある人は要注意
過去に骨密度が低いと言われた。
以前も骨折したことがある。
閉経後である。
長期間ステロイド薬を使用している。
こうした人では、骨の状態も含めて医療機関へ伝えてください。
「レントゲンで異常なし」でも痛みが強いなら
骨折の時期や状態によっては、初期の画像だけでは判断しにくいこともあります。
痛みがかなり強い。
数日たっても全く改善しない。
医師が必要と判断すればMRIなど追加検査を行うこともあります。
脚のしびれ・力が入らないならさらに注意
腰痛だけでなく、
- 脚の力が落ちた
- しびれが強い
- 歩けない
- 排尿・排便がおかしい
といった神経症状があるなら、早めの医療評価が必要です。
まとめ|60代以降の急な腰痛は「まず揉む」じゃない
突然腰が痛くなった。
だからぎっくり腰。
だから揉む。
この順番にしないでください。
特に60代・70代以降では、圧迫骨折が隠れていないかを先に確認する。
骨折ではないと分かった後で、動き方やリハビリを考えていけばいいのです。







