そもそも長年の肩こりって整体だけで治るの?
「肩こりを治す!」と謳う整体院や整骨院
町中にあふれている整体や整骨院の「肩こり」の看板。あなたも見かけたことがあるかと思います。私も町に出れば日々そうした看板を見かけますし、スマホで探してみても、ネット上には整体や整骨の「肩こりを改善します!」の広告がたくさんあります。
あなたが見かける看板、広告の中には、整体の看板もあればリラクゼーションマッサージやエステが掲げる肩こり看板もあるでしょう。これだけ多くなると、もう何がなんだか区別がつきません。
マッサージ専門店の「私たちの肩こりマッサージで心地よくなりませんか?」という看板は、マッサージによるリラクゼーション目的というそのままの意味で問題はないのですが、「肩こりを直しますよ」と整体や整骨院が掲げる”肩こり良くしますよ看板”というのは本当なのでしょうか?
よく整骨院や整体で筋膜リリースやトリガーポイントと宣伝してはいますが…、多くの人の感想では「実際に通院して受けてみると工夫はしてくれるし、ストレッチ?も教えてくれる。まあその時は楽になるけど、結局単なるマッサージの延長やん…。」となっていることがかなり多いようです。(しっかりされているところもあります。)
もし結局そうなのだとすると、もうほとんどの整体院や整骨院はリラクゼーション屋さんということになってしまうのかもしれません。
結局のところ、ホントに整体や整骨の施術でよくなるの?
個人的見解を言うと、“条件付き”で良くなることがあります。それは①ストレス性(心因性)ではないもの、①一過性におこったもの、②原因が明確で“短期的なコリやダルさの場合”です。
これは単に整骨院や整体で筋肉へのマッサージやハリを受けて解決していくことも普通にあります。
ただ、それ以外の長年の慢性的な多くの例では、整体や整骨院の技術を受けたり、YouTubeで「肩こり体操を1日3分!」といった動画を毎日やったところで変わらかもしれないと感じています。
”いっとき楽にはなった”と感想が述べられていても、かなりの割合で依然と変わらずの状態に戻ってしまっていて、結局は良くならないので「ずっとマッサージを受けに来てください。」と言われるか…です。(私がいい結果をみていないだけかも…)。そのように、良くなっていない結果が目につきます。
ではどうでしたらいいの?
肩こりにも多くの原因があります。
まず、活発に動き回る子どもの肩こり人口は多いでしょうか?たまに見かけますが、知る限りでは独自の環境や事情、身体的特徴などがあったりする場合以外では、数は少ないと思います。
では、なぜ大人になってくると肩こりが多くなってくるのでしょうか?それは大人になってきてあなたの仕事や日常生活の中で何かが積み重なり、その人なりの良くない状態が表立ってくるからです。当たり前ですよね。
ではどのようにしていけば一番良いのか。
まずは2つのことから行います。1)元々の肩こりの原因を探ってみること。2)見つけ当てた原因になるソレを自分で上手く対処していく(変えていく、減らしていく)こと。
そこからは、良くない状態になった年月を思い返して、時間をかけて自分で上手く体を動かすことが出来るカラダに戻していくことが大切です。蓄積年数や衰え具合によりますが、これでおよそ解消の方向に向かいます。いっとき楽になった状態ではなく、肩こりを“解消”へ向かわせたいのであれば、しっかり継続して動かし続けるしかありません。
何をもって”良くなっているのか”という定義も必要です。結局、良くなるというのが、①その時に楽になることを指すのか、②肩こりが無くなった状態や状況のことを指すのかは、そのご本人とマッサージ施術者のゴール設定次第です。
少なくともお金を払って整骨、整体にいかれる方は、症状で悩みたくない状態に戻りたいから来院されているのだと思います。ぜひ、良くするための正しい道へ向かっていただきたいと思うばかりです。
肩こりを自分で何とかする方法
「実は肩こりはこうなっているから起こるんです!」と説明してくれる整体や整骨の先生がたくさんいます。YouTubeでも説明している整骨院や整体師がたくさんいます。一般論や個人的な意見だったとしても、とても丁寧ですし、それ自体は良いことです。
でも、実際整骨院や整体に行った際、いざ施術でやっていることは筋膜リリースマッサージや○○マッサージ。それなら自分でできるものがたくさんありますよね。
当院では肩こり施術はしておらず、自分で改善していただく運動療法メニューのみを提供していますので、ここであなたが出来る良い体操をお教えしていきましょう。
肩こり体操 その1
肩こりがこれで無くなるということではなくて、いかにこれらの方法で動かしてあげられるか。この基本を覚えておいて続けていきましょう。続けることで、意識も変わっていきます。
肩こり体操 その2
毎日1時間おきくらいに頻度を高めつつおこなってくださいね。それではまた。