「ヘルニアならストレッチした方がいい」
「動いた方が早く治る」
「腰を伸ばせばいい」
ネットにはいろいろ書いてあります。
でも腰椎椎間板ヘルニアで大事なのは、
その運動で脚の症状がどう変わるか。
です。
腰が少し伸びる感じがしても、脚のしびれが足先へ広がるなら、その運動は今の状態に合っていない可能性があります。
今回は、ヘルニアで特に注意したい5つの行動を整理します。
NG1|脚がしびれているのに強く前屈する
太ももの裏が張る。
お尻が硬い。
だから前屈ストレッチ。
でも、その張りが筋肉ではなく神経症状に関係している場合があります。
前屈するたびに、
- 脚の痛みが下へ広がる
- しびれが強くなる
- 足先まで症状が出る
なら、無理に続けないことです。
NG2|重い物を前かがみのまま持ち上げる
床の荷物。
洗濯物。
灯油。
子どもや孫。
前かがみのまま腰だけで持ち上げる動作は負担が大きくなります。
できるだけ荷物へ近づき、股関節や膝も使います。
重すぎる物は無理に一人で持たないことです。
NG3|1時間、2時間ずっと座りっぱなし
ヘルニアで座っていると脚症状が増える人は少なくありません。
デスクワーク。
運転。
ソファ。
良い姿勢を作っても、長時間同じ姿勢なら症状が出る人がいます。
30分〜60分を一つの目安として、一度立つ、歩く、姿勢を変える。
「正しい姿勢を固定する」より「姿勢を変える」方が合う人もいます。
NG4|痛み止めで楽になった日に無茶をする
薬で痛みが軽くなった。
だから掃除、買い物、筋トレ、庭仕事。
一気に全部やる。
これは避けたいところです。
症状が軽くなっても、負荷へ耐えられる能力がすぐ元通りになったとは限りません。
活動量は少しずつ戻します。
NG5|しびれが広がっているのに「治る途中」と決めつける
腰痛が減った。
でも脚のしびれは強くなった。
これを、
「腰が楽だから良くなってる」
と判断するのは注意が必要です。
神経症状では、症状がどこへ移動しているかも重要です。
脚の症状が足先へ広がる場合は、一度運動内容を見直します。
じゃあ安静にして寝ていればいい?
それも違います。
重い神経障害などがなければ、長期間の完全安静が基本になるわけではありません。
痛みの出ない範囲で日常生活を続けながら、負荷を調整していきます。
短時間歩く。
姿勢を変える。
痛くない動きを使う。
これで構いません。
「ヘルニア=すぐ手術」でもありません
ヘルニアと診断されると、
「手術しかないのでは?」
と不安になる人もいます。
実際には保存療法で経過を見るケースも多くあります。
ただし、筋力低下などの神経症状が強い場合は話が変わります。
これは我慢せず病院へ
次のような症状は、ストレッチや整体を試し続ける段階ではありません。
- 足首や足指が上がりにくい
- 脚の力が急に落ちた
- 股の周囲がしびれる
- 尿が出にくい・漏れる
- 便の感覚がおかしい
神経への強い障害が疑われるため、早めの医療評価が必要です。
まとめ|「何をやるか」より「何で悪化するか」を見てください
ヘルニアに万人共通の運動はありません。
前屈が悪い人。
座ると悪い人。
歩く方が楽な人。
症状の出方は違います。
だから、体操の名前より、自分の脚症状がどう変化するかを見てください。







